ミニPCのゲーミング性能、正直なところを話します

コンパクトなのに「ゲームもいける」は本当か
ミニPCがここ数年で急速に進化しているのはご存知の方も多いと思います。
手のひらサイズのボディに、かつてのミドルレンジデスクトップに匹敵するほどの処理能力を詰め込んだ製品が次々と登場し、「これ一台でゲームも仕事も」という謳い文句を見かけることが当たり前になっています。
ただ、私はこの「ゲームもいける」という言葉に、ずっと引っかかりを感じていました。
実際に複数のミニPCを触ってきた経験からいうと、ミニPCはゲーミング用途に「耐えられる」ものと「耐えられない」ものがはっきり分かれます。
一括りに「ミニPCはゲームに向かない」とも「ミニPCでゲームは十分できる」とも言えないのが正直なところです。
人気PCゲームタイトル一覧
| ゲームタイトル | 発売日 | 推奨スペック | 公式 URL |
Steam URL |
|---|---|---|---|---|
| Street Fighter 6 / ストリートファイター6 | 2023/06/02 | プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ |
2025/02/28 | プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ |
2020/11/05 | プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン |
2024/10/25 | プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| 黒神話:悟空 | 2024/08/20 | プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750 |
公式 | steam |
| メタファー:リファンタジオ | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Call of Duty: Black Ops 6 | 2024/10/25 | プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT メモリー: 12 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンボール Sparking! ZERO | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64 メモリ: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE | 2024/06/21 | プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー |
2024/07/02 | プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Cities: Skylines II | 2023/10/25 | プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンズドグマ 2 | 2024/03/21 | プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700 メモリー: 16 GB |
公式 | steam |
| サイバーパンク2077:仮初めの自由 | 2023/09/26 | プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ホグワーツ・レガシー | 2023/02/11 | プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| TEKKEN 8 / 鉄拳8 | 2024/01/26 | プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Palworld / パルワールド | 2024/01/19 | プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070 メモリー: 32 GB RAM |
公式 | steam |
| オーバーウォッチ 2 | 2023/08/11 | プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク |
2022/01/13 | プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| BIOHAZARD RE:4 | 2023/03/24 | プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| デッドバイデイライト | 2016/06/15 | プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Forza Horizon 5 | 2021/11/09 | プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
ミニPCの構造的な限界を理解する

なぜミニPCはゲームに不利なのか
まず前提として、ミニPCがゲーミング性能において構造的に不利な理由を整理しておく必要があります。
ミニPCの多くは、ノートPC向けのモバイルCPUを搭載しています。
例えばIntelのCore Ultraシリーズのモバイル版や、AMDのRyzen AIシリーズのモバイル版が代表的です。
これらはデスクトップ向けのCore Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズと名称が似ていますが、TDP(熱設計電力)が大幅に制限されており、フルパワーを継続して発揮することが難しい設計になっています。
さらに深刻なのが冷却の問題です。
小さな筐体に詰め込まれたCPUは、熱がこもりやすく、長時間の高負荷処理でサーマルスロットリング(熱による自動クロックダウン)が発生しやすい状況にあります。
ゲームの序盤は快適でも、30分後には明らかにフレームレートが落ちてくる、という経験をした方もいるのではないでしょうか。
加えて、ミニPCには外付けグラフィックボードを搭載するスペースがありません。
内蔵グラフィックスの現在地
AMDのRyzen AIシリーズに搭載されるRDNA 3.5ベースのiGPUは、以前の世代と比べてゲーミング性能が大幅に向上しており、軽量なゲームであれば実用的なフレームレートを出せるようになってきました。
| ゲームタイトル | 解像度・設定 | ミニPC(Ryzen AI 9 HX 370搭載)の目安fps |
|---|---|---|
| Minecraft(Java版) | 1080p・中設定 | 90〜130fps |
| Fortnite | 1080p・低設定 | 55〜75fps |
| Apex Legends | 1080p・低設定 | 45〜65fps |
| Cyberpunk 2077 | 1080p・低設定 | 25〜38fps |
| Elden Ring | 1080p・中設定 | 35〜50fps |
この数字を見ると、「ゲームができる」と「ゲームが快適にできる」の間には大きな溝があることが分かります。
Minecraftのような軽量タイトルなら十分楽しめますが、Cyberpunk 2077のような重量級タイトルでは、正直なところ快適とは言い難いフレームレートになってしまいます。
最新グラフィックボード(VGA)性能一覧
| GPU型番 | VRAM | 3DMarkスコア TimeSpy |
3DMarkスコア FireStrike |
TGP | 公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 32GB | 49186 | 102219 | 575W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5080 | 16GB | 32478 | 78290 | 360W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 XT | 16GB | 30459 | 66946 | 304W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 30382 | 73630 | 355W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 Ti | 16GB | 27440 | 69121 | 300W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 | 16GB | 26776 | 60407 | 220W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 | 12GB | 22173 | 56959 | 250W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7800 XT | 16GB | 20122 | 50623 | 263W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 16GB | 16729 | 39482 | 145W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 16157 | 38306 | 180W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 16018 | 38083 | 180W | 公式 | 価格 |
| Arc B580 | 12GB | 14788 | 35017 | 190W | 公式 | 価格 |
| Arc B570 | 10GB | 13883 | 30945 | 150W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 | 8GB | 13337 | 32451 | 145W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7600 | 8GB | 10932 | 31831 | 165W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 4060 | 8GB | 10759 | 28665 | 115W | 公式 | 価格 |
ミニPCでゲームをするなら「eGPU」という選択肢

外付けGPUボックスで化ける可能性
「ミニPCにGPUを積めないなら話にならない」と思った方もいるかもしれませんが、実はThunderbolt 4接続の外付けGPUボックス(eGPU)を使うことで、独立GPUの性能をミニPCに追加できます。
eGPUボックスにGeForce RTX 5060 TiやRadeon RX 9060 XTを搭載すれば、ゲーミング性能は劇的に向上します。
ただし、Thunderbolt 4の帯域幅はPCIe 4.0 x4相当に制限されるため、デスクトップPCにGPUを直挿しした場合と比べると10〜15%程度の性能ロスが生じることが分かっています。
それでも内蔵グラフィックスとは比較にならない性能差があります。
| 構成 | Apex Legends(1080p・高設定)目安fps | Cyberpunk 2077(1080p・高設定)目安fps |
|---|---|---|
| ミニPC単体(iGPU) | 45〜65fps | 25〜38fps |
| ミニPC+eGPU(RTX 5060 Ti) | 130〜160fps | 75〜95fps |
| デスクトップPC(RTX 5060 Ti直挿し) | 145〜175fps | 85〜110fps |
eGPUを使えばゲーミング性能の問題はほぼ解決できますが、eGPUボックス本体の価格が3〜5万円程度、そこにGPUの価格が加わるため、トータルコストはミドルレンジのゲーミングデスクトップPCを超えてしまうことも珍しくありません。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56Q
| 【ZEFT Z56Q スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | NZXT H6 Flow White |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55XG
| 【ZEFT Z55XG スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58W
| 【ZEFT Z58W スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Okinos Mirage 4 ARGB Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z47DD
高性能なゲーミングPC、プロシューマーが欲しがるモダンバランスモデル
スペックの黄金比、ゲームもクリエイティブもこなすパワーバランス
透明パネルが映えるスタイリッシュデザイン、見た目もパフォーマンスも洗練されたPC
Core i9 14900搭載、ハイエンドCPUでこその速さと応答性
| 【ZEFT Z47DD スペック】 | |
| CPU | Intel Core i9 14900 24コア/32スレッド 5.40GHz(ブースト)/2.00GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060Ti (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | DeepCool CH510 ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
eGPUが向いているケースと向いていないケース
eGPUが真価を発揮するのは、「普段は仕事用のコンパクトなミニPCとして使い、週末だけゲームをしたい」というライフスタイルの方です。
デスクを広く使いたい、部屋にゲーミングPCを置くスペースがない、といった制約がある場合には、eGPU構成は合理的な選択肢になり得ます。
一方で、「とにかくゲームを最高設定で楽しみたい」「FPSゲームで競技レベルのフレームレートを出したい」という方には、eGPU構成はおすすめしません。
帯域幅の制限による性能ロスと、接続の安定性の問題が常につきまとうからです。
ゲーミングミニPCという新カテゴリの登場

独立GPUを内蔵したミニPCが存在する
実は「ミニPCにはGPUが積めない」というのは、すべてのミニPCに当てはまるわけではありません。
近年、モバイル向けの独立GPU(dGPU)を内蔵した、いわゆる「ゲーミングミニPC」と呼ばれるカテゴリが登場しています。
ASUSのROG NUC、MINISFORUMのHX200Gシリーズなどがその代表格で、ノートPC向けのGeForce RTX 4060やRX 7600Mといったモバイルdを搭載しながら、手のひらサイズに近いフォームファクターを実現しています。
これは従来のミニPCの概念を覆す、次世代のゲーミング環境を予感させる画期的なアプローチといえます。
ただし、モバイルdGPUはデスクトップ向けGPUと比べると性能が劣ります。
例えばモバイル版のRTX 4060は、デスクトップ版のRTX 4060と比べて20〜30%程度性能が低いことが一般的で、さらに筐体の熱制約によってTGP(総グラフィックス電力)が制限されるケースもあります。
ゲーミングミニPCの実力はどの程度か
正直ここまで進化しているとは思っていませんでした。
1080p環境であれば、多くのAAA(トリプルエー)タイトルを中〜高設定で60fps以上で動作させることができます。
ただし、1440pや4K環境での高設定プレイには力不足で、そこを求めるのであればデスクトップPC一択になりますが、「リビングでカジュアルにゲームを楽しみたい」「出張先のホテルでゲームをしたい」という用途には充分な性能といえます。
ミニPCとゲーミングデスクトップPCの本質的な違い

「コンパクトさ」と「性能」はトレードオフ
ここで一度、ミニPCとゲーミングデスクトップPCの違いを整理しておきましょう。
ゲーミングデスクトップPCの最大の強みは、拡張性と冷却能力の高さです。
Ryzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 265Kといったデスクトップ向けハイエンドCPUに、GeForce RTX 5070 TiやRadeon RX 9070 XTを組み合わせ、大型の空冷クーラーや240mm以上の水冷ラジエーターで冷却することで、長時間の高負荷ゲームでも性能を維持し続けることができます。
ミニPCにはこの「余裕」がありません。
熱設計の余裕がないため、CPUもGPUも常にギリギリのバランスで動作しており、夏場の室温が高い環境や、長時間のゲームセッションでは性能が不安定になりやすい傾向があります。
静音性という意外な落とし穴
小さな筐体に詰め込まれた小径ファンは、高負荷時に高回転で回転するため、意外と騒音が大きくなります。
デスクトップPCであれば、大型の140mmファンや120mmファンを低回転で回すことで、静音性と冷却性能を両立できます。
ミニPCではこの選択肢がないのが惜しいところです。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN SR-u5-4060H/S9


| 【SR-u5-4060H/S9 スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake Versa H26 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AD


| 【ZEFT Z56AD スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z59OA


| 【ZEFT Z59OA スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 9060XT (VRAM:16GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 Kingston製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi A3-mATX-WD Black |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56KA


| 【ZEFT Z56KA スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | INWIN A1 PRIME ピンク |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860I WiFi |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55DY


| 【ZEFT Z55DY スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 DIGITAL WH |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
結局、ミニPCでゲームをすべきか


用途別の明確な答え
「何のゲームを、どんな環境で、どのくらいの頻度でプレイするか」によって、ミニPCが適切かどうかは完全に決まります。
以下のケースであれば、ミニPCでのゲームは現実的な選択肢です。
- Minecraft、Stardew Valley、Among Usなどの軽量インディーゲームが中心
- Fortniteなどのバトルロイヤル系を低〜中設定で楽しめれば十分
- ゲームは週に数時間程度のカジュアルプレイ
- 設置スペースが極端に限られている
- 仕事用PCとゲーム用PCを兼用したい
一方、以下のケースではミニPCは明確に向いていません。
- Cyberpunk 2077、Black Myth: Wukongなどの重量級タイトルを高設定でプレイしたい
- FPSゲームで144fps以上の高フレームレートを維持したい
- 1440pや4K解像度でのゲームプレイを想定している
- 長時間(3時間以上)のゲームセッションが多い
- 将来的にGPUをアップグレードしたい
BTOゲーミングPCという現実解
「ミニPCでは性能が足りないけど、自作PCを組む知識も時間もない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのがBTOゲーミングPCです。
BTOパソコンであれば、Ryzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 265Kといったデスクトップ向けCPUに、GeForce RTX 5070 TiやRTX 5060 Tiなどの現行GPUを組み合わせた構成を、自分でパーツを選びながら注文できます。
ミニPCの「コンパクトさ」に魅力を感じているなら、それはそれで正しい選択です。
ただし、ゲーミング性能を最優先にするなら、BTOゲーミングデスクトップPCの方が圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。
極上のゲーミング体験を楽しみたいなら、これ一択——デスクトップゲーミングPCです。
FAQ


よくある質問
プレイ自体は可能です。
ただし、内蔵グラフィックスのみのミニPCでは、Apex Legendsを1080p・低設定で45〜65fps程度、VALORANTであれば1080p・低設定で80〜120fps程度が目安になります。
ゲーミングミニPC(モバイルdGPU搭載)であれば、もう一段上の性能が期待できます。
Q. ミニPCにeGPUを接続すれば、ゲーミングPCと同等の性能になりますか?
同等にはなりません。
Thunderbolt 4の帯域幅制限により、デスクトップPCに同じGPUを直挿しした場合と比べて10〜15%程度の性能ロスが生じます。
また、eGPUボックス本体の価格(3〜5万円程度)とGPUの価格を合計すると、BTOゲーミングPCを購入した方がコストパフォーマンスに優れるケースがほとんどです。
Q. ゲーミングミニPCとゲーミングノートPCはどちらがおすすめですか?
持ち運びが必要かどうかで判断が分かれます。
外出先でもゲームをしたいならゲーミングノートPC一択ですが、自宅での使用が中心であればゲーミングミニPCの方が冷却効率と拡張性でやや有利です。
ただし、どちらもデスクトップゲーミングPCと比べると性能面ではやや劣りますが、設置スペースや持ち運びの利便性を考えると充分に魅力的で不満は感じません。
向上すると予想しています。
AMDのRDNA 4ベースのiGPUを搭載した次世代ミニPCや、より高性能なモバイルdGPUを搭載したゲーミングミニPCが登場することで、現在の性能限界は着実に引き上げられていくでしょう。
Q. ミニPCでゲームをするときに特に注意すべき点は何ですか?
冷却環境が特に重要。
なぜなら、ミニPCは熱がこもりやすく、室温が高い環境や通気性の悪い場所に設置すると、サーマルスロットリングによって性能が大幅に低下するからです。
ミニPCを設置する際は、周囲に十分なスペースを確保し、できれば小型のUSBファンなどで周辺の空気を循環させることをおすすめします。
また、長時間のゲームセッション前にはBIOSやメーカーのユーティリティソフトでパフォーマンスモードに設定しているかどうかをチェックしましょう。

